かつて昭和末期から平成始まりの時代の、日本のロックシーンを独特のツインボーカルから支えたBARBEE BOYS。
そんなBARBEE BOYSは一時解散していましたが、一日限りの復活などを繰り返しつつ、近年また再始動しているということで注目が集めています。
というわけで今回は、現在の40代から50代の方でBARBEE BOYSの名前を知らない!という方は稀なのではないかと思うくらい大人気だった、「BARBEE BOYS」のかつての解散理由や復活してライブをしているかについてまとめました。
BARBEE BOYS、80年代の超絶人気バンド!
1980年代といえば、空前のバンドブームというのもあり、以下のバンドが台頭し人気となりました。
- BOOWY
- レベッカ
- プリンセスプリンセス
- THE BOOM
- ユニコーン
- 米米CLUB
- BARBEE BOYS
挙げればまだまだキリがないほど1980年代は、人気バンドで溢れかえっていた時代です、
そんなバンドブームの中でも、BARBEE BOYSは男女混合ツインボーカルを武器に、超絶人気バンドとして第一線で活躍していました。
BARBEE BOYSの存在は、現在活躍しているアーティストたちにも多大な影響を与え、椎名林檎やポルノグラフィティなどもBARBEE BOYSに影響されたと公言するほど!
1980年代を全速力で駆け抜けたBARBEE BOYSの爪痕は、当時バンドキッズとして憧れて育った世代の人たちにも、脈々と受け継がれているのはBARBEE BOYSが作った楽曲や世界が突出していたことの現れでしょう。
しかし、1992年1月24日の渋谷公会堂でのライブで、10年というBARBEE BOYSの歴史に終止符を打ちました…
BARBEE BOYSが解散して理由は何?
まずひとつ目は、リーダーであるイマサのビジョンと、事務所の方針の食い違いから生じたものという説。
とあるインタビューでは、当初チームワークが良かったメンバーを、事務所側がコントロールできなかったことから、事務所がイマサと他メンバーを分断にかかったといいます。
このことは、実際にイマサが事務所の人間から直接言われたことらしいのですが、イマサがメンバーに分断について言われたことを話しても、囲われたメンバーは誰も信じてくれなかったそうな…
イマサのバンドを思う考えをよそに、事務所から煙たがれる存在となったイマサは、囲われるバンドメンバーにも心配される存在となり…
メンバーのバンド外での活動(俳優など)でも、バンド有りきと思う反面イマサ自身のソロアルバム作成では反応されたりと、徐々にメンバーからの孤立感を深めてしまう悪循環に陥り修復が難しい状況になっていきます。
このことから、孤立したイマサとバンドメンバーの間に亀裂が生じ、解散に至ったとされる説がひとつ。
また、音楽性の違いという説もありますが、よくあるパターンすぎて信憑性があるのかないのか(笑)
BARBEE BOYSのメンバー構成は?
KONTA(コンタ)
ボーカル・ソプラノサックス・作詞作曲担当。
ハスキーボイスからのハイトーンボイスが特徴のボーカルで、楽曲中には激しくサックスも吹くパフォーマンスを見せてくれます!
俳優としての実績もある、マルチの才能の持ち主。
杏子(きょうこ)
ボーカル・ダンス・作詞担当。
学生時代からアマチュアバンドで活躍していたところ、杏子が所属するバンドライブに対バンの下見で来ていたした、イマサに見初められたことがキッカケでBARBEE BOYSに加入しました。
しゃがれた声のボーカルに憧れ、枕に顔を押し付けて連日絶叫しながら喉を潰したというエピソードも…
いまみちともたか
ギター・コーラス・リーダー・作詞作曲。愛称はイマサ。
BARBEE BOYSの楽曲のほとんどはいまみちともたかが作詞作曲されたもので、バンドリーダーとしてもなくてはならない存在。
他アーテイストにも楽曲を提供したり、レコーディングにも参加するユーティリティープレイヤーでもあります。
ENRIQUE(エンリケ)
ベース・作曲担当。
名前がエンリケと日本人離れしていると思いきや、実はコロンビア出身の日系二世。
今でこそベーシストも注目される時代になりましたが、1980年代ではバンドのフロントマンと言えばボーカルとギターが花形とされてきました…
ENRIQUEは、地味と言われてきたベーシスト地位向上のために、1980年代から構想を練っていたといいますが、2000年代になってようやく花開いてきて、今やベーシストがバンド人気を支えるほどまでに(笑)
小沼俊明(こぬまとしあき)
ドラム担当。愛称はコイソ。
ベーシストENRIQUEとの心地よいリズムセッションで、BARBEE BOYSのサウンドを支え、BARBEE BOYSの縁の下の力持ち的存在。
現在と違って、音楽番組の一発収録や生演奏ではリズムのヨレはシビアな中、常に安定したパフォーマンスを見せるコイソのドラムは必見です!
BARBEE BOYS解散後は、現役ドラマーを一時退いて杏子の所属事務所に入社。
BARBEE BOYS、杏子は現在何してる?
杏子はBARBEE BOYS解散後も、ソロアーティストとして常に日本のロックシーンに立ち続けています。
とはいえ、実は一度はOLに戻ろうと思ったことも…
しかし、ライブで表現した興奮や快感も、杏子の身体に強烈に刷り込まれていたことから、ソロアーティストとして活動することを決意したといいます。
以降杏子は、ソロアーティストとして楽曲をリリースしたり、ライブ活動をしたり、オフィスオーガスタ所属のアーティストで結成されたスペシャルユニット「福耳」などで活動しています。
ちなみに「福耳」参加アーティストは以下のメンバー。(一部抜粋)
- 杏子
- 山崎まさよし
- 元ちとせ
- スキマスイッチ
- 秦基博
など、豪華アーティストたちで、過去にはスガシカオも参加していました。
さらに現在の杏子は、未婚ですが熱愛情報などの噂もないこともあって、色々「謎」な部分はやはりスターとしてあって然るべき要素なのかも知れませんね(笑)
BARBEE BOYS、復活後にライブはやってるの?
BARBEE BOYSの解散は前述のとおり1992年のこと…
2003年2月、エピックレコードジャパン25周年記念イベント「LIVE EPIC 25」で再結成を果たしました。
さらに2008年4月には「SMAP×SMAP名曲歌謡祭」で一夜限りの復活するも、一曲だけの披露となり不完全燃焼となったことから、これが発端で2010年3月までライブツアーを行うことになります。
元々大人気のまま解散となったBARBEE BOYSファンとしては、期間限定だったとはいえ至福のひとときを過ごしたことでしょうね!
そして2015年2月にはデビュー30周年記念のリマスタリング版CD「REAL BAND -1st OPTION 30th Anniversary Edition-」をリリース。
2018年10月には「The Covers’Fes.2018」で一夜限りの復活と、BARBEE BOYSはまさに飛び石的に復活を繰り返しています。
そして直近では2019年12月18日にCD「PlanBee」をリリースし、2020年1月13日に国立代々木競技場第一体育館、続く1月19日にはLINE CUBE SHIBUYAで、ワンマンライブを実施する予定です!
BARBEE BOYSファンとしては、ライブバンドとしてのBARBEE BOYSを望む声が多いので、今後断続的にライブ活動を行ってもらいたいところですね(笑)
BARBEE BOYS、人気曲は何?
BARBEE BOYSで人気の曲といえば、BARBEE BOYS史上最大のヒット曲「目を閉じておいでよ」でしょう!
当時バンドブームで有力バンドが多く出現する中、16.8万枚のセールスを記録しましたが、売上枚数だけで考えるとあまりインパクトは感じないかも知れませんね…
しかし、BARBEE BOYSの目を閉じておいでよが入っているオリジナルアルバム「√5」の売上枚数を見ても、52.5万枚セールスということで人気のほどが伺えます。
また、同アルバムには名曲「chibi」も入っていることも、BARBEE BOYS史上最大の売上枚数をあげている要因と言えるでしょう。
BARBEE BOYS史上最も売れた「目を閉じておいでよ」の作成について、KONTAが語るには、当時のマネージャーから聞いたセクハラまがいな話から膨らまし出来上がった曲といいます。
いわゆるアッチ系の話なんですが、「目を閉じてれば一緒だよ」的な発言から、ゲラゲラ笑いながらイマサが作ったという、冗談半分でできた曲というオチだとは、思ってもみなかった衝撃的な事実!
そんな作成秘話があったなんて知らずに、真面目に受け取ったファンからは大きな反響を受けたことで、BARBEE BOYSのメンバーは売れたことを逆に戸惑ったのも良い思い出なんでしょうね(笑)
まとめ
今回は、1980年代のロックシーンを唯一無二のツインボーカルで駆け抜けた「BARBEE BOYS」について、雑多に語らせていただきました!
2020年も活動予定があるということで、BARBEE BOYSファンにとってはとても喜ばしいことです。
また、この記事でBARBEE BOYS知った方も、これを機にぜひBARBEE BOYSが持つパワフルな熱量を味わって頂きたい!
日本のロックシーンに多大なる影響を与えた、BARBEE BOYSの活動を願わくば体力の続く限り、ファンとして未来永劫活動していってほしいと願っています。