今日本が最も注目していると言っても過言ではない「テコンドー問題」。
この騒動の発端とも言えるのが、テコンドー選手たちによる強化合宿のボイコットですが、ネットでは合宿をボイコットした理由がヤバいと話題になっています。
なんだか、またもやスポーツ界の闇が浮き彫りとなる問題が勃発していしまいましたね。
テコンドーはオリンピック競技にもなっているスポーツですが、2020年東京オリンピックは果たして大丈夫なのでしょうか?
今回は、今話題の「テコンドー問題」について触れていきたいと思います。
テコンドーとは?
今日本で騒がれている「テコンドー問題」ですが、そもそもテコンドーとはどういったスポーツなのか、みなさんはご存知ですか?
正直私はこの問題が勃発するまで、テコンドーというスポーツがどういったものなのか、そしてオリンピックでの競技であることも恥ずかしながら知りませんでした(笑)
きっと、同じくテコンドーをあまり知らないという人が私以外にもいると思いますので、まずはテコンドーというスポーツがどういった競技なのかをご紹介します。
テコンドーは足の技がメインとなる格闘技で、飛び蹴りや後ろ回し蹴りといった飛び技で戦う競技です。
しかし、足の技だけでなく一部手を使った技もあるんですよ。
空手に似た部分のある競技ですが、「足のボクシング」と呼ばれることが多いようですね。
試合では防具を着用し、1回2分×3ラウンドのポイント制。
腰より下への攻撃、顔に対する攻撃、ひじやひざを使った攻撃は禁止となっているなど、意外と厳しい制限が設けられています。
ちなみに、テコンドーは2020年の東京オリンピックでも競技が行われますが、正式な競技となったのは2000年のシドニーオリンピックからです。
テコンドーの強化合宿を殆どの選手がボイコットした?
ワイドショーなどでも連日騒ぎとなっている今回の「テコンドー問題」ですが、事の発端となるのがテコンドー協会が行う強化合宿を選手たちがボイコットしたというところから始まりました。
しかも、一部選手によるボイコットではなく、参加予定だった殆どの選手が強化合宿をボイコットしたというのです。
もともとこの強化合宿は、2020年の東京オリンピックの代表候補選手たちを集めてのもので、28人の選手が強化合宿に参加する予定でした。
しかし、28人の選手のうち26人という殆どの選手が、強化合宿への不参加を表明しボイコットとなったのです。
残された2人の選手もびっくりしたでしょうね(笑)
もちろん、殆どの選手がボイコットしたことにより、強化合宿は急遽中止になるかと思いきや、なんとその後2人の選手だけで合宿が行われたというから、驚きです。
しかしまぁ、東京オリンピックまで1年を切った中で、一体なぜこのような事態になったのでしょうか?
次は、最も気になるテコンドー選手たちがこの強化合宿をボイコットした理由についてご紹介していきたいと思います。
テコンドー選手が合宿をボイコットした理由がヤバい!
テコンドー協会が行う強化合宿を、殆どの選手がボイコットしたという今回の騒動ですが、実は選手たちがボイコットしたのにはかなりヤバい理由があるというんです。
その理由について、ボイコットした選手の一人で、全日本選手権を8連覇中の絶対王者・江畑秀範選手がメディアで語っていたのですが、なんと強化合宿にかかる金額を選手たちが自己負担しているというのです!
江畑秀範選手によると、岐阜での合宿では3泊4日で4万円、さらに韓国で行われた合宿は4泊5日で10万円・・・などなど自己負担した金額はざっと計算しても100万円ほどだというからビックリ!
しかも、テコンドー協会側からは「合宿に参加しなければ強化選手から除名する」というようなパワハラともとれる発言もあったのだとか。
さらに私が驚いたのは、金銭面が厳しく合宿に参加できないといった選手には、「お金がなくて参加できないというのはあり得ない」「そんな高いお金じゃないだろ」とも発言したというのです。
これ、完全にパワハラですし、アウトですよね・・・。
こういった不信感を、江畑秀範選手をはじめとする選手たちが、テコンドー協会に「意見書」という形で訴えたようですが、期限までに協会側からの回答もなく、今回のボイコット騒動に発展したようです。
この騒動を受け、テコンドー協会側が動きを見せたようにも思えましたが、その後の対応もまた案の定ヤバいやつでした(笑)
テコンドー協会のその後の対応、会見もヤバいやつだった!
選手たちが起こした強化合宿のボイコット、そしてテコンドー協会に対する不信感の暴露など、次々にテコンドー協会の闇が発覚する形となりましたね。
先ほど、選手たちが強化合宿をボイコットした理由がいかにヤバいかをご紹介しましたが、実はもっとヤバいのがテコンドー協会のその後の対応なのです。
まず、選手たちが意見を取りまとめた「意見書」に対する回答を、期限から大幅に遅れながらも協会のホームページにて掲載したテコンドー協会。
ここまでは良かったのですが、その後テコンドー協会は世界テコンドー連盟(WT)へ「選手には不平不満は何もない」という嘘の報告をあげたことにより、さらにこの騒動が悪化することとなったのです。
そして、10月1日にテコンドー協会が幹部、選手らと意見交換を目的とした協議会を開催。
しかし・・・この協議会も大半の選手たちが途中で退出してしまい、半ば決裂状態となりました。
それなのにですよ、このテコンドー協会の会長である金原昇氏は「有意義な議論ができた」なんて後の会見で発言したものですから、世間からは大バッシングをくらっちゃったわけです。
しかも、この協議会で協会側は、今後の強化プランなるものを語っていたらしいのですが、選手たちからは「信頼関係がない中で強化プランを聞いても・・・」という声が出ていました。
テコンドー、オリンピック種目だけど大丈夫?
2020年に開催される東京オリンピックまでもう1年を切っていますが、このタイミングでオリンピック種目でもあるテコンドーにこのような問題が起きるとは、誰が想像したでしょうか。
ここ最近本当にスポーツ界のこういった問題って多いですよね。
もう、もはや収集がつかない状況になっているテコンドー協会と選手たちのこの問題。
このままで2020年の東京オリンピック、本当に大丈夫なのでしょうか?
報道ではテコンドー協会は、会長・金原昇氏の独裁によって支配されているなんてことも言われていますが、この金原昇氏が退かない限り、この状況って変わらないのではないのでしょうか。
だって、合宿代が選手たちの自腹で、払えないとなると強化選手から外すなんて、もういじめと何ら変わりませんよね。
このまま長引けば、選手たちも十分な練習もできませんし、オリンピックでも本来の力は発揮できないと思います。
なんとか、テコンドー協会がクリーンになって選手との溝が埋まってくれればいいのですが・・・。
テコンドーの合宿ボイコット問題、ネットの反応は?
日本中が注目しているテコンドーの合宿ボイコット問題ですが、ネットではこの問題に対し様々な声が挙がっています。
最も多かったのは、テコンドー協会の会長・金原昇氏について。
もう、この人の姿を見た瞬間にテコンドー問題がどうだとか頭に入らなくなってしまうくらい、強烈なインパクトを残していますよね(笑)
周囲の人間が恐れるのも無理はありません・・・。
そして、過去に騒動となった日本ボクシング連盟の山根元会長と重なるといった声も多かったです。
テコンドー協会ボイコット騒動「合宿自腹」「コーチは実績なし」選手が怒りの告発(デイリー新潮) https://t.co/kgA9bH3OAL
テコンドー協会も最低だね。
ボクシングなんとかと同じだね。
会長も万社?
協会は、全員解散しろ!— shochan (@otumutenten1623) October 2, 2019
協議会後の会見では、会長の隣にいた幹部が「顔は怖いですけど、ちゃんと話を聞いてくれる」なんて言っていましたが、もう完全にビビってるとしか思えませんでしたね(笑)
そもそも、ちゃんと話を聞いてくれる人であるのなら、これまで何度も選手たちが声にあげていたことをスルーするわけないよね・・・と突っ込みたくなってしまいましたが・・・。
こういったネットでの反応を、ぜひ金原昇氏にも見てもらいたいものです。
まとめ
今回はオリンピックを前に最悪の事態となってしまった、テコンドー問題について取り上げました。
強化合宿のボイコットから始まり、現在はもはや収集がつかない事態となっていますが、この先日本テコンドー界はどうなってしまうのでしょうか。
とりあえずは、早く選手たちに安心して練習できる環境を作ってあげてほしいなと思います。
今後、テコンドー問題はいい方向で解決するのか、これからの動向にも注目です!