東電の電力不足により『電力需要ひっ迫警報』が発令され、話題となっていますね。
今後”一部地域では停電になるかも?”
なんて発表も東電からあったようですが、そもそも電力不足の理由って何なのでしょうか!?
また、このまま電力不足が進めば計画停電する可能性はあるのか?
今後の生活への影響もあるので、かなり気になりますよね。
そこで、今回は東電の電力不足は何が理由なのかを徹底調査!
そして、東電は今後電力不足にどのように対応するのか、また計画停電の予定はあるのかもまとめてみました!!
東電、電力不足でひっ迫警報発令!
電力の需要がかなり厳しいことから、3月22日に政府は東電管内に「電力需要ひっ迫警報」を発令。
家庭や企業などにできるだけ電力を使わないよう、節電を呼びかけています。
東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城、山梨、静岡東部
電力需要ひっ迫警報は初となるので、このニュースに驚いた方も多いのではないでしょうか?
しかも、政府によるとこのまま電力不足が続けば大規模な停電につながる可能性もあるとのことなので、これはかなり大変な状況ですよね。
ちなみに、東電だけではなく東北電力も今電力不足になっている状態で、東電と同じく東北電力管内にも「電力需要ひっ迫警報」が発令されています。
また、3月22日13時の時点で東電や東北電力管内の使用率は
【東北電力管内】99%
ひっ迫している度合いは4段階のレベルに分けられているのですが、使用率が97%を上回ると最高レベルになるため、現時点でのひっ迫具合はかなり深刻なと言えますね・・・。
報道では、東電の電力不足によって一部の地域で停電が起こる可能性もあると報じられているので、このままいけばもしかしたら
という状況になる人も増えてくるかもしれませんので、東電管内の1都8県にお住みの方は、今のうちにスマホの充電や防寒対策をしておくようにしましょう!
東電の電力不足の理由は?
電力不足により、現在東電管内(東北電力も)に『電力需要ひっ迫警報』が発令されていますが、そもそもなぜ東電はここまで電力不足となってしまったのか・・・。
その理由は一体何なのでしょう?
気になったので調査してみたところ、どうやらある3つの理由が関係しているようです。
ここからは、その東電が電力不足になっている3つの理由をご紹介していきたいと思います!
低気圧や寒気の影響
東電が電力不足になっている理由、1つ目は『低気圧や寒気の影響』です。
みなさん、今ものすごく寒くないですか?
地域によって寒さはバラバラかとは思いますが、3月ももうすぐ終わろうとしているのに冬並みの寒さですよね。
東京に関しては、22日の天気は雨や雪で最高気温も5℃との予報。
そのため、暖房器具などの電力需要が高くなってしまい電力不足となってしまっている状況なんです。
ちなみに、1年前となる2021年3月22日の東京の天気は
地震で火力発電所が稼働停止したため
東電が電力不足になっている理由、2つ目は『地震で火力発電所が稼働停止したため』。
皆さんも知っての通り、3月16日に福島県沖で地震が起きましたが、実はこの地震の影響で東電に送電している福島の火力発電所が次々と被災し損壊している状態になってしまっているのです。
☝写真を見てもわかると思いますが、右側と左側を見比べてみるともう完全に壊れてしまっていますよね・・・。
この損壊具合を見ると、東電が電力不足になるのも仕方ないと言えますね。
ちなみに、東電管内に送電しているこの新地発電所、そして南相馬市にある原町火力は現在も損壊しているまま。
復旧もいつになるかはわからないそうです。
国や電力会社が警戒態勢をゆるめたから
東電が電力不足になっている理由、3つ目は『国や電力会社が警戒態勢をゆるめたから』。
先ほど「今年は気温が低い」ということをご紹介しましたが、実は2021年の冬はここ10年の中で一番厳しい寒さになると言われていました。
そのため、国も東電も電力不足になることを予測し、警戒態勢を取りながら対策を行ってきていたんです。
その対策の中で、これまで停止させていた古い火力発電所を特別に稼働させるという対策があったのですが、これを2月末で解除。
そのため電力不足がますます進んでしまったというわけですね。
国も東電も、3月になったら気温も高くなるであろうと考えて解除を行ったようですが、今年は例年にない寒さなので、さすがに想定できなかったのかもしれません。
東電は電力不足にどう対応する?
寒さや火力発電所の損壊などが理由で、東電は電力不足に・・・。
しかも、ただの電力不足ではなく電力需要ひっ迫警報を初めて出すくらいのレベルまでに陥っているわけですから、これはただ事ではありませんよね。
現在、東北電力管内と共に東電管内も節電するよう呼びかけていますが、東電はこの電力不足を今後どのように対応していくのでしょうか?
調べてみたところ、現在東電は
このような対策を行っているようです。
これらの対策によって今後電力不足が解消されるかはわかりませんが、今のところはできる限りの対応を行うしかないと思うので何とか乗り切ってほしいと願うばかりですね。
東電は今後電力不足で計画停電を行う?
様々な理由が重なって電力不足に陥ってしまった東電ですが、私たちが一番心配するのはやはり『停電』ではないでしょうか!
一時的な停電だけでも生活にいろいろと支障が出てしまうので、できるなら停電だけは避けたいところ・・・。
ただ、もしこのまま東電の電力不足状態が続けば、計画停電が行われる可能性もあるかもしれません。
というのも、電力というのは使用料と供給量が常に一致していることが基本。
しかし電力不足などの理由で一致しなかった場合、周波数が不安定になって大規模の停電につながってしまうという最悪のパターンになってしまうのです。
それを避けるためには、時間や場所を決めて計画停電を行う必要があるというわけです。
今のところ、東電は計画停電を行う予定はないと発表しているようですが、今後の電力不足の状況ではこの計画停電も現実になる可能性大なので、今のうちにいろいろと備えておいた方がいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、東電の電力不足は何が理由なのかをご紹介しました!
現在、東電そして東北電力の電力不足は深刻な状態で、このままいけば計画停電を行う可能性もあるかと思います。
一人ひとりが節電を意識することで、この状況を変えることができると思いますので、現在暖房ガンガンつけているという方は20℃に下げたり、使っていない部屋に電気がついた状態なら今すぐに電気を消して、『みんなで節電』を心掛けましょう!